ボンネビルT120のことを単純にクラシックと言うのは少し語弊がある。スタイルこそ伝統的だが、このオートバイの走りはどこまでも「モダン」だ。

速さもパワーも備えているけど、それは重要じゃない

 新世代エンジンの最高峰として開発された1200㏄の水冷バーティカルツインを搭載したボンネビルT120。このオートバイに乗ってまず感じるのは、現代的な洗練だ。

T120はあらかじめ「新時代のボンネビルはこうあるべき」という狙いをもって造り込みがなされているとしか思えない。現在のボンネビルシリーズのファミリーネームでもあるモダンクラシック、シリーズ最高峰のプレミアムなオートバイとして、その名を体現する存在なのだ。

実は「高性能の塊」と言うべきエンジン

何が言いたいかというと、この1200㏄のエンジンは、基本的にものすごく高性能エンジンであり、現代的なパワーユニットである、ということに尽きる。ただし、エンジンの外観はトライアンフの伝統そのものであり、それが歴史あるスタイリングのパッケージ内に収められているものだから、それをクラシカルなエンジンだと勘違いしやすいのだ。

画像: 実は「高性能の塊」と言うべきエンジン

でも実際は違う。最高出力80馬力のエンジンは、最新ロードスポーツもかくやというほどのパワー感とビッグトルクに溢れているし、スムーズなパワー特性は大排気量アメリカンクルーザーを思わせるほどに快適な走りを提供してくれる。

その高性能エンジンをトラディショナルなスタイリングの中に落とし込んだ。それがボンネビルT120というオートバイの『絶妙』なのだ。

ライダーの品格も演出する

例えば、休日にお気に入りのカフェまで赴くようなシチュエーション。ボンネビルT120は躍動感のあるエンジンで、短い距離でもオーナーを愉しませてくれるし、カフェでは他とは違う、大人っぽい趣味として、ライダーを引き立てる存在になってくれるだろう。そこから、すこし足を延ばして郊外へショートトリップに出かけるのも悪くない。

画像: ライダーの品格も演出する

トラディショナルなスタイルを裏切る動力性能で都市高速を一気に駆け抜け、郊外では大排気量クルーザーのごとき快適なフィーリングが、優雅なひとときを堪能させてくれる。もちろんツーリングやワインディングだって、存分に愉しめる完成度だけれども、T120は、そういったラグジュアリーなシチュエーションでこそ本領を発揮するのだ。

ハイスペックを歴史あるスタイルで包み込み、プレミアムな毎日を演出してくれるバックボーン。このオートバイは、品格を重んじる大人にこそふさわしい乗り物だと思う。(北岡博樹)

後編へ続く

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