ストリートファイターの元祖・トライアンフが誇るミドルファイター、ストリートトリプル。スケールアップしてパワフルになったエンジン、オーリンズ製のリアサスに加え、5つのライディングモードなどのハイテクも搭載。ライバルの一歩先を行く進化を遂げた。

本来の魅力に磨きをかけた。

画像1: 本来の魅力に磨きをかけた。

ストリートトリプルは、トライアンフのミドルスポーツネイキッド。手頃なサイズとパワー、快活なフットワークを生む上質な車体バランスを持っており、使い方を選ばない扱いやすさが魅力。日本に導入されるのはスタンダードのSと、最上級グレードになるこのRS。

RSはリアショックにオーリンズを採用、エンジンもさらに強力になっている。今回試乗したのはそのストリートトリプルRS。今年からシリーズのエンジンやフレームを一新。エンジンはこれまでの675からスケールアップし、765㏄となった。昨年までのパワースペックは106馬力だったが、このRSは123馬力を発揮する。

画像2: 本来の魅力に磨きをかけた。

そんな新・3気筒エンジンは滑らかで、低中回転域で唸るように粘り強く回り、そこからスロットルをひと開けすれば、軽快なピックアップを見せ、レッドゾーンまでよどみなくストレートに吹け上がる。まるで生き物のように表情を変える応答フィールと、優しいレスポンスによる扱いやすさは、先代の675時代から受け継ぐこのシリーズの大きな魅力だ。

とりわけ、この新型では排気量が上がり、その粘り強さやピックアップの力強さがふたまわりほど強力になっている。

画像3: 本来の魅力に磨きをかけた。

兄貴分に相当する、1050㏄のスピードトリプルほどのモリモリとしたトルクはないが、6速2000回転で流していても、そこからノッキングもなく普通に加速できる柔軟さ、コシの強さがある。これはほとんどリッタークラスのトルク感に近い。

ちなみに、100㎞/h・6速時の回転数は約6500回転。つまりは街中をノロノロ流す速度から、6速ギアでも加速できるということだ。魅力的なエンジンは上手に正常進化していた。

小柄すぎず適度にコンパクト

画像1: 小柄すぎず適度にコンパクト

峠道ではかなり強力な旋回性を発揮する。しかも、採用している前後サスは、スーパースポーツほど硬いバネを使っていない。しっかりとストリートでの使用を睨んだセットアップだ。なので、荒れた路面でも弾かれずによく路面を捉える。

画像2: 小柄すぎず適度にコンパクト

ブレーキも初期作動から強力で、あまり入力を必要としないで、しっかりとした制動力を発揮できるタイプだ。エンジンもそうだが、この車体まわりが生むハンドリングも非常にイージー。これがこのモデル最大の魅力のひとつ。

かねてより、スピードトリプルを含むストリートファイター系のモデルの中で、このストリートトリプルは適度なパワーに車重、どんなに無茶をしてもなかなか破綻しない車体で、非常にバランスのいいロードスターだと思ってきたが、それはこの新型も変わっていない。

画像3: 小柄すぎず適度にコンパクト

ライディングモードをもっともスパルタンなモードにしてもエンジンは扱いやすく、ライダーは意識的にも技術的にも労せずに、どこでも走れてしまう。ルックスや装備だけでなく、使い勝手の良さも最上級グレードらしい上質さをもっている。(文:宮崎敬一郎)

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