ストリートに溶け込む、リアル・ボバースタイル。60㎞/hが気持ちいい足ベタベタのクルーザー、その走りが気持ちいい。

独特のライディングポジションに驚く

シートが低く、ハンドルはフラットで、ステップ位置はやや前方。シート高は690㎜と発表されているが、これは原付スクーターより低く、一般的なクルーザー(俗称・アメリカン)のレベル。サドルシートの幅がないから足が降ろしやすく、まず足つき性が素晴らしくいい。

両ひざの間に収まるボディのボリュームやハンドル、シート、ステップ位置が、トライアンフで言う
と、ボンネビルでもなければ、サンダーバードでもアメリカでもない。

画像1: 独特のライディングポジションに驚く

エンジンは、ボンネビルT120系の1200ccで、クラシックなクルーザーらしいのんびりした特性かと思いきや、さにあらず。このT120系のエンジンは、水冷OHC4バルブツイン+6速ミッションというハイスペックなもので、ロード/レイン2種類のライディングモード、ON/OFF可能のトラクションコントロールまで備えている。

画像2: 独特のライディングポジションに驚く

専用設計の吸排気系が生むパワー特性

エンジンのフィーリングは、さすが1200ccもの排気量があるだけに900ccのT100系エンジン
を使用するボンネビル/ストリートスクランブラーよりもたっぷりとした低速トルクがある。
しかも吸排気系を専用設計して、パワー特性をボンネビルよりさらに低回転型としているから、クラッチをつないだだけで、車体がスッと前に出る。

画像1: 専用設計の吸排気系が生むパワー特性

回転フィーリングは、270度クランクによる並列ツインらしからぬパンチ力で、低回転から中回転域につながる力強さが印象的だ。低回転でストト、そこからスロットルを開けてズドドと、スピードを出さなくても、ただ走るだけで自分の世界にはまり込んでしまう。

画像2: 専用設計の吸排気系が生むパワー特性

 トントンとシフトアップして6速まで入れてしまうと、エンジンがきれいに回る回転数ではスピードが出すぎてしまうので、ノッキングを起こさず、クランクが騒ぎ出さない2000回転くらいで60㎞/hを目指すと、適切なギアは4速だ。この回転数、スピードが気持ちいい。特に、この時に体に伝わってくる水冷ツインの鼓動が心地いいのだ。

山を目指すもよし、ちょいとそこまで街を流すのもよし。ついついワルを気取って夜の街に繰り出したくもなるけれど、ボバーはきっと、青空の下でも美しく輝くだろう。(文/中村浩史)

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