トライアンフ3気筒シリーズの中で最大の排気量のエンジンを搭載するのが1200㏄のタイガーエクスプローラーだ。ドイツ車でも日本車でもない英国式の冒険バイク、独特のアプローチがそこにある。

アルファルトの上での快適さはドイツ車も真っ青

画像1: アルファルトの上での快適さはドイツ車も真っ青

トライアンフ3気筒シリーズの中で最大の排気量のエンジンを搭載する1200㏄のタイガーエクスプローラー(以下タイガーEXP)は特殊さの際立つアドベンチャーバイクだ。ご存じだとは思うけれど基本的にアドベンチャーバイクは、走る道を選ばない重戦車。だけど、実際に体験してみた新型タイガーエクスプローラーは、他とはちょっと毛色が違うように思えてならなかった。

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乗った感じがアドベンチャーバイクよりも、フルカウルのグランツーリスモ系ツアラーに近いフィーリングなのだ。1200㏄の3気筒エンジンはとにかくシルキー。トリプルならではの存在感は感じるものの、その他ブランドの2気筒のアドベンチャーバイクたちのようにエンジンが必要以上に主張してくることがない。アスファルトの上を滑るようにどこまでも加速する。

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仮に、この感覚をクルマに例えるなら高級SUVようなフィーリング。ポルシェのカイエンあたりが近いかもしれないと思った。でも、タイガーEXPはWP製の電子制御サスペンションでダート走行にも対応できるようになっているし、英国車ということも考慮すると、レンジローバーといったところだろうか。

とにかく乗り心地が良く、高速道路のようなステージではどこまでも快適にライダーを運んでくれる。新型タイガーEXPはカテゴリとしてはアドベンチャーバイクだけれども、オンロードでの快適性能がズバ抜けて優れていると感じた。

ハイウェイの帝王になれる素質

画像1: ハイウェイの帝王になれる素質

そもそもアドベンチャーバイクのオーナーになったからってダート走行をしなければならない、なんていうルールは無いし、舗装路だって、観光道路や高速道路のように走りやすい路面もあれば、県道や舗装林道によくある凸凹の簡易舗装もあるから、ひと口にすべてが走りやすい訳じゃない。そんな時には、タイガーEXPはアドベンチャーバイクとして底力を頼もしく発揮してくれる。

画像2: ハイウェイの帝王になれる素質

高速道路などのシチュエーションでは高級SUVのように快適に。荒れた舗装の道はアドベンチャーバイクとして力強く。どうしても越えなければならないダートが立ちふさがったときは、電子制御サスペンションを駆使して乗り越える。比重としてはオンロード重視だと考えていいと思う。

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オートバイ趣味のライフスタイルとして、緊急時以外はオフロード走行を考えないなら、この「アスファルト重視型アドベンチャー」という、選択は多いにアリのはずだ。

ちなみに1台ですべてをこなそうとせず、こういう思い切りの良いオートバイをトライアンフが生み出せるのは、このフラッグシップの裏に800㏄のタイガーが控えているからだろう。ダートも厭わないリアルな冒険行は、軽さとコンパクトさに勝るミドルクラスにまかせ、1200は別路線を歩んだのだ。

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 高速道路で1日1000キロの距離を、ソロでもタンデムでもイージーに走り、まだ見ぬ土地での感動へとオートバイ乗りを誘う。そして旅先で遭遇した過酷なシチュエーションからは、確実にライダーを護る。

オンロード主体の旅ならば、他よりも確実に1枚上手のパフォーマンスを発揮する。それが英国式の大排気量アドベンチャー、タイガーエクスプローラーの独自性だ。(文/北岡博樹)

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